こんにちはー
前回は旧約聖書の内容をつらつらと要約しました。
↓前回の記事
ちなみに、今回の記事も備忘録代わりなんで、多少ガバガバになってるかもなのでご了承下さいませ、、
では行きたいと思います。
1.受胎告知
まず、新約聖書の初めにイエスの生涯について記されている福音書という部分がある。
福音書はマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネのそれぞれ4人が書いたものが別々に存在し、マタイの福音書、マルコの福音書のような具合で呼んでいく。
そしてまずは、イエスの出生に関する話、受胎告知に関する話から始める。
場所はナザレという、ガリラヤ湖から百キロほどの町。
そこにマリアという女性がいた。
そのマリアに不意に天使ガブリエルが伝える。そして、ある男の子を既にあなたは身籠っているのだという事を。
その男の子がイエス。聖霊によって身籠りましたと。
2.洗礼
イエスはヨハネという人物から洗礼を受けましたと。
ちなみにこのヨハネという人物も聖人の一人ですが、洗礼を与えた後はヘロデス王によって殺されてしまします。
ただ、このヨハネという人物はイエスの先駆者的役割を担った人で、イエスの布教活動をしやすいような土台を作った人なんだとか。
ちなみに、ヨハネという人物は他にも居て、①洗礼者のヨハネ、②使途のヨハネ、③福音書を書いたヨハネ、④黙示録を書いたヨハネがいて、①と②は別人であることは分かってるが、③と④は同一人物か違うか分かってない部分があるみたいなんだとか。
ここらへんは混同しないように注意されたい・。
3.十二使徒
イエスはキリスト教を布教するにあたって、弟子が必要と考え、十二人の弟子を集める。
その中でも一番弟子と目されるのは、ペテロという人物。
ペテロとは岩という意味。
なんで、岩?かと言うと、ペテロという名の、不動の岩の上に教会を建て、安定させたいというイエスの意向がある。
ちなみに、ペテロの墓の上には実際に教会が建てられており、その協会はかの有名なサンピエトロ大聖堂。そして、ペテロは初代ローマ教皇。バチカン市国の歌にもペテロの名が出てくる。
4.イエスの言葉
ここまで、イエスの教えのようなものをまだ紹介してなかったので、それを紹介していこうと思う。
僕は、「新約聖書を知っていますか」という本を参考に新約聖書についてまとめているが、その本の中にイエスの教えをまとめている部分があったので、その中から僕が特に良いなと思ったものをまとめてみたい。
(ちなみに、解説書は読んでいるが、新約聖書自体はまだ読めていない状況である。マタイの福音書くらいは近いうちに読みたいなー)
法律の専門家が、イエスを試そうとして尋ねた。「先生、法律の中で、どの掟が最も重要ですか。」イエスは言われた。「『心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』これが最も重要な第一の掟である。第二も、これと同じようで重要である。『隣人を自分の様に愛しなさい。』律法全体と預言者は、この二つの掟に基づいている。」
マタイの福音書 第二十二章
「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。…(中略)… このように、あなた方は悪い者でありながらも、自分の子供には良いものを与えることを知っている。まして、あなた方の天の父は、求める者に良いものをくださるに違いない。だから、人にしてもらいたいと思う事は何でも、あなた方も人にしなさい。これこそ律法と預言者である。」
マタイの福音書 第七章
下の言葉は、ある議員がイエスに永遠の命を授かるにはどうすればいいかを聞いたエピソード中で言った言葉です。イエスは議員に向かって「持っているものを全て売り払い、貧しい人に分けてやりなさい。そうすれば天に富を積むことになる。それから、私に従いなさい。」と言い、議員は金持ちだったので、大層悲しんでいる様子を見てこう言いましたと。
「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか。金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」
ルカによる福音書 第十八章
これらの話は個人的には全て少しだけ聞いたことがありましたね。
最初の話は、主を愛すことが最も重要で、隣人愛も大事という話。次は、イエスの黄金律の話。次は、神の国の話ですね。
聖書本体を読んだら、もっと聞いたことのある有名な話に出会えそうですね。
5.イエスの処刑と復活
で、イエスは布教活動を進めていくんですけど、弟子の裏切りにあってしまうんですよね。これも有名な話で、ユダという人物が裏切るのですが、最後の晩餐なんていう絵画でもこの話が主題なわけですね。
そして、裏切られてしまい、ピラトっていう人に十字架に架けられて処刑されます。
しかしながら、その後復活するんですね。
復活という奇蹟を通して、改めて今度は一番弟子のペテロを筆頭に布教活動を再開していく訳ですね。
で、ここからはペテロや、後々出てくるパウロという人物が活躍していく訳ですが、ここからは福音書ではなく、使徒言行録という所にその内容が書かれているそうです。
聖書の内容はおおまかに福音書、使徒言行録、パウロの書簡、黙示録の4つで構成されていますね。
また、ペテロも布教活動中にネロ帝に捕らえられ、殉教してしまう。
6.パウロについて
「目から鱗が落ちる」ということわざはご存じでしょうか。何かをきっかけにして、物事の事態などが急に良く見えるようになることですが、このことわざはパウロという人物の出来事が由来ですね。
パウロは元々サウロという人物で、キリスト教を迫害するような人物だったんですが、ある日突然、神の声が天から降ってきて、「なぜ私を迫害するのか」と呼び掛けられたと。
その声と共に強烈な光を浴びてしまい、盲目状態に陥ってしまう。しかしながら、神の声に従って行動をしてたら、目から鱗が落ち、視界を取り戻したという話。
そこからパウロもキリスト教へと回心し、熱心に布教活動を行うようになる。
7.黙示録
最後は黙示録に軽く触れたいと思う。
黙示録は言わば世界の終焉について語ったものであり、簡単にいうと、最終的には神が人を裁いていくというもの。
Wikiにかなり詳しく書いてあるので、内容が気になる人はここを参考にしてほしい。
ちょっとした感想
記事の途中でも言ったが、折角なので聖書本体を読んでみたい。
また、いつか旧約聖書とか新約聖書とか神学をかいつまんでみた総括としての軽い考察みたいなこともしてみたいと思っている。
参考文献
阿刀田 高 「旧約聖書を知っていますか」、新潮文庫、平成六年
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